記者会見するエアウィーヴの高岡本州会長㊧と茨城県つくば市の五十嵐立青市長(30日、東京都千代田区)

寝具メーカーのエアウィーヴ(東京・千代田)は30日、環境に配慮したマットレスの普及について、茨城県つくば市と愛知県幸田町とそれぞれ協定を結んだと発表した。分解のしやすさが特徴の同社のマットレスの購入を自治体が補助するほか、将来的に自治体と協力して回収したマットレスをリサイクルする。再利用しやすい製品の利用者を増やし寝具の廃棄量を減らす。

つくば市は6月1日からエアウィーヴの公式サイトで8種類の対象商品を購入した住民に1万円を補助する。幸田町は6月17日から対象商品の購入費の15%を補助する。上限は3万円で、対象商品は12種類。中古品の引き取りは通常は有料だが、両自治体での購入者は無償で引き取ってもらえる。

エアウィーヴによると、寝具のリサイクル率は他の家具と比べて低い。つくば市や幸田町を含め多くの自治体で廃棄量の多さが課題になっていた。エアウィーヴの高岡本州会長は「同様の問題に悩む他の自治体とも積極的に連携していきたい」と話す。

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