近畿日本鉄道は31日未明、同社として24年ぶりに導入する新型の一般車両「8A系」を大阪府東大阪市の車両メーカーの工場から搬出する作業を報道陣に公開した。今年10月から京都、大阪、奈良の3府県を走る路線にまずは導入する。
午前2時過ぎ、8A系2両が全長20メートルを超える大型トレーラーにそれぞれ載せられ、工場から運び出された。その後、幹線道路を通り、約1時間半で同府八尾市の近鉄車庫に入った。
新型車両は車体側面に赤と白のツートンカラーを採用した。「開発開始から5年。古都の景色に合うように色の改良も行った」と近鉄担当者。車内はインバウンド(訪日客)や子連れ客の利用を想定し、大型のキャリーケースやベビーカーを置くスペースがある座席を設けた。〔共同〕
【関連記事】
- ・近鉄の新型車両、大阪線・名古屋線にも25年度導入
- ・阪急など関西鉄道・バス7社がQRコード乗車券 6月発売
- ・阪急電鉄、11年ぶり新型車両公開 座席指定専用車も連結
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。