暗号資産(仮想通貨)交換業者のDMMビットコイン(東京)は31日、同社のウォレットからビットコイン(BTC)が不正流出したと発表した。被害状況の詳細や原因は調査中で、判明している流出数量は日本円にして約482億円相当という。利用客から預かっているBTCについては全額補償すると説明している。
同社によると、31日午後1時26分ごろに不正流出を検知した。既に対策を講じ、安全確保のため新規口座の開設や暗号資産の出庫処理など一部サービスの利用を制限した。ホームページ上に「お客様には多大なご迷惑、ご心配をおかけし、深くおわび申し上げます」とのコメントを載せた。
暗号資産の不正流出は過去にも相次いでいる。2018年にはコインチェック(同)から当時の価格で約580億円相当の「ネム」が不正流出した。
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