ダイハツの新車販売台数は45%減で8カ月連続の前年割れとなった

自動車販売の業界団体が発表した5月の国内の新車販売台数(軽自動車含む)は前年同月比4%減の31万2406台だった。5カ月連続で前年実績を下回った。ダイハツ工業の認証不正問題やトヨタ自動車の人気車種生産停止が影響した。

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめた。登録車(排気量660cc超)が2%減の20万1643台、軽自動車は8%減の11万763台だった。

トヨタは13%減の9万5264台で、5カ月連続で前年割れ。4月に富士松工場(愛知県刈谷市)で「ノア」や「ヴォクシー」の生産を停止したほか、電気式スイッチの不具合で新型「プリウス」の生産を停止している。

ダイハツは45%減の2万3179台で、前年割れは8カ月連続。2023年12月に大規模な認証不正を公表し、国内すべての完成車工場での生産・出荷を停止した。5月7日までに国内4つの完成車工場すべてが稼働を再開したが、販売台数の回復には至っていない。

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