従来品から上部と側面の幅を一部短縮し、紙の使用量を約13%削減した「エコパック」

サッポロビールは、包装資材の紙の使用量を減らした「サッポロ生ビール黒ラベル」(350ミリリットル)の6缶パックのテスト販売を始めた。従来品より上部と側面の幅を一部短くして紙の使用量を約13%削減した。紙資源の節約や二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる。

350ミリリットルの6缶パックを首都圏のスーパーとドラッグストアの一部店舗で5月28日から順次販売している。消費者の反応をみながら500ミリリットル缶への展開も検討する。

ビール類の350ミリリットル、500ミリリットルの6缶パックを今回の容器包装に切り替えた場合、紙の使用量は年間約650トン、資材製造に伴うCO2排出量は同約400トン削減できるという。

サッポロビールは2023年に紙の使用量を従来品から約20%減らした6缶パックを販売した。缶を固定する強度などに課題が残ったため、紙の使用量を減らしつつ缶をしっかり固定できる容器包装を開発した。

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