三菱UFJ銀行は成年後見制度を使った財産管理を支援する「後見制度支援預金」の口座開設に必要な手数料を10分の1に引き下げる。これまでは16万5000円で、28日から1万6500円にする。地方銀行では1万円台などに設定するのが一般的で、他行に近い水準に下げて利用を促す。
三菱UFJ銀はこの預金のサービスを2019年6月に始めた。口座開設の手数料は地方銀行では1万〜3万円台に設定する例が多く、みずほ銀行は5500円に決めている。
認知症などで判断能力が低下し、成年後見制度を利用する高齢者が普段使わない金銭を管理する目的でつくる。預け入れ・払い戻しに家庭裁判所が発行する「指示書」の利用を求め、高齢者の資産を安全かつ適切に管理する目的がある。
日本で高齢化が進む中で一定の需要があると三菱UFJ銀はみているようだ。手数料の水準についてはシステムや店頭のコストなどを踏まえて設定したという。
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