女性用の下着売り場(写真はイメージ)=東京都新宿区の京王百貨店で

 7割以上の女性が間違ったサイズのブラジャーを着用――。下着の製造、販売を手がけるヘブンジャパン(大阪府河内長野市)によると、同社の店舗を初めて訪れた来店客約3万6000人のうち75%が適切でないサイズの下着を着用していた。体に合った下着を身に着けることで、見た目や気持ちも向上するといい、正しい選び方や身に着け方を解説している。

 胸のサイズは出産や授乳、加齢といったライフステージに応じた変化だけでなく、日々の変化もあるため、定期的な計測が望ましいという。

 正しい下着を選ぶためにも、まずは自身の胸のサイズを正確に把握することが重要だ。ブラジャーを着けない状態でメジャーを使い、アンダーバストとトップバストを計測。アンダーは胸のすぐ下を、床と水平になるようメジャーをあて、締め付けがややきついと感じる程度で測る。

 トップは、お辞儀をするように上半身を90度に曲げ、胸の一番高いところを床と垂直になるようメジャーをあて、やや余裕を持たせて測る。トップからアンダーの値を引いてカップサイズを割り出し、下着のサイズを算出する。

 着用方法にもこつがあり、胸そのものに加え、脇下や脇腹、胃の近くにある肉を集めてブラジャーに収める。たとえ同じブラジャーであっても、正しい着用方法をすれば体の見え方が変わるという。同社の担当者は「胸の大きさに関わらず、体のラインをすっきりと、姿勢を改善させて見せる効果がある」とコメントしている。【嶋田夕子】

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