文具店の文化堂(福島市)の新本社ビルが6日、同市の県庁通りにオープンした。2022年3月の福島県沖地震で旧本社ビルが被災し、建て替えた。イベントスペースなどを新設して、市中心部のにぎわいを取り戻す文化発信の拠点をめざす。
新本社ビルは4階建てで延べ床面積は約1000平方メートル。上の階へ行くほど床面積が広くなる逆ひな壇形の建物で、1階には開放型のイベントスペース、2階には文具店とカフェが入った。
中野義久社長は「町に開かれた場所にしていきたい」と話している。
新本社ビルが建つ場所は旧奥州街道に面し、福島県庁から徒歩で5分ほどの距離にある。1960年代までは市中心部の商店街として栄えていた。旧本社は2年前の地震で大規模半壊となり、公費解体されていた。
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