BMW日本法人は「MINI ACEMAN(ミニ・エースマン)」を発売する(左から2人目が長谷川社長)=6日、東京都渋谷区

独BMWの日本法人は6日、BMWグループの小型車ブランド「MINI(ミニ)」の電気自動車(EV)専用モデル「MINI ACEMAN(ミニ・エースマン)」を発売すると発表した。ミニシリーズのEV専用モデルは初めて。環境に配慮し、内装や外装など部品の40%以上をリサイクル材にした。

価格は491万円から。販売は6日からで納車は2024年10月以降を予定している。航続距離は欧州基準で、「E」モデルが310キロメートル、「SE」モデルは406キロメートルとなる。30分の急速充電で約80%まで充電できるほか、外部給電機能も備えている。

円形の有機ELディスプレーには速度や道案内が表示される

内装にはレザーを使用せず、リサイクルしたポリエステルなどを使った。タイヤのアルミ製ホイールやダッシュボードもリサイクル材を使い環境に配慮した。また、速度や道案内を表示する円形の有機ELディスプレーを搭載した。

日本法人の長谷川正敏社長は「小さな車体と(EV特有の)低重心でゴーカートのような乗り心地を実現した」とした。また、環境に配慮したクルマづくりについては「今後もリサイクル部品の割合は増えていく」と話した。

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