錠剤「一包化」業務の外部委託の意義について説明する大阪府の吉村知事(6日、大阪府庁)

大阪府・市は6日、薬剤の飲み忘れ防止のため複数の錠剤を一つの袋にまとめる「一包化」の業務について、市内の薬局が外部に委託できるようになる規制緩和が認められたと発表した。全国初の取り組みで、中小の調剤薬局が大型薬局に委託することで、服薬後のフォローや在宅医療などの業務を充実させる効果が期待される。

昨秋、府・市と調剤薬局大手の日本調剤など38の企業で構成する「薬局DX推進コンソーシアム」が国家戦略特区事業として共同提案し、4日の国家戦略特別区域諮問会議で認定された。

大阪府の吉村洋文知事は6日、記者団の取材に対して「薬剤師が業務を合理化できるという効果が検証されれば大阪市以外にも広めていきたい」と語った。7月1日から参加を希望する事業者の募集を開始する。

関西セクショントップページはこちら

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。