富士フイルムBIのデジタルカラー複合機「Apeos(アペオス)」

富士フイルムビジネスイノベーション(BI、旧富士ゼロックス)は16日、欧州でデジタルカラー複合機の販売に本格参入すると発表した。イタリアで4月下旬に販売を始め、英国やフランス、スペインに販売エリアを広げる。

富士フイルムBIは富士フイルムホールディングス(HD)の子会社で、複合機などの事務機販売を手がける。米ゼロックスと連携し、日本を含むアジア・オセアニアで富士ゼロックスブランドで販売していた。2021年3月に契約が解消され、以降は自社ブランドで販売している。

足元ではアジアのほか、中東や南米、アフリカ地域でも展開する。欧州では一部の複合機と商業印刷向けプリンターの販売に限られていたが、新たに複合機ブランドの「Apeos(アペオス)」から3製品を発売する。アペオスは低温でも紙に定着するトナーを採用し、消費電力を抑えられるのが強みだ。

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