シャープの子会社が運営する、大阪 堺市にある大型液晶パネルの工場をめぐっては、シャープが業績の不振を受けて、ことし9月末までに生産を停止することを明らかにしています。

この工場をデータセンターの運営に活用するため、ソフトバンクが一部の土地と施設を買い取る方向で具体的な協議に入ることで基本合意したということです。

工場の敷地面積のおよそ6割の土地と、工場の建屋と電源や冷却設備などの施設を取得する方針で、取得金額については今後交渉を進めるとしています。

ソフトバンクとしては、AI向けのデータセンターとして来年中の本格稼働を目指すとしています。

この工場では、これとは別に、シャープがKDDIなどとの間で工場の一部をデータセンターとして整備する協議を始めていて、かつて国内最大級を誇った大型液晶パネル工場は、工場を分割する形で再利用が進められる見通しとなりました。

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