横河計測は大電流に対応した新型の電力測定用センサー機器を開発した。

横河電機子会社の横河計測は電力測定に使う新型のセンサー機器を開発したと発表した。測定対象となるモーターなどにつながるケーブルを切断せずに使え、作業を効率化できる。電気自動車(EV)用のモーターなどの電力測定の需要を見込み、2024年度に250台の販売を目指す。

従来は機器の中央の穴にはめ込んで測定していたため、ケーブルを切断する必要があった。新製品は挟みこむ方法で測定でき、切断不要なため手軽に作業ができる。

最大1000アンペアの電流、300キロヘルツまでの周波数に対応し、EVのインバーター(電力変換器)などに大きな電流を流して測定できる。価格は計測器本体につなぐためのケーブルの長さ(3〜10メートル)に応じて32万〜37万円(税抜き)となる。

【関連記事】

  • ・横河電機、発電分析の独社を買収 再エネ業務強化
  • ・横河電機、インド流量計メーカー買収 インフラ需要に的

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。