京王電鉄は16日、育児や介護・不妊治療中の管理職を対象に、一時的に職位の変更を選択できる「ポストチェンジ制度」を導入したと発表した。部長級・課長級の社員が最大3年、課長補佐級もしくは一般職(主任級)に移行し、期間終了後は原則元の職位に復帰する。人生の大きなイベントに直面した社員が管理職としての責務を軽減できるようにして、継続的な人材確保につなげる。
管理職としての職責を果たしながら、育児や介護などとの両立に不安を感じる社員の声を踏まえ、制度化したという。6月の株主総会後の定期人事異動に合わせ、1年単位で更新する。社員の働きがい向上のため、同社はグループ外企業への一時派遣などキャリア支援策を強化している。
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