マブチモーターは7日、OKIの精密小型モーター事業を買収すると発表した。高い精度で位置を制御できるモーターの技術などを取り込む。産業用ロボットや医療など事業領域を拡大する。
OKIのモーター子会社、OKIマイクロ技研が手掛ける精密機器やガス事業などを買収する。取得額は非公表で、2025年7月1日までに買収を完了する。売却対象の事業を手掛ける約65名の雇用は継続する。
マブチは30年12月期に連結売上高を3000億円と、23年12月期比7割増に引き上げる計画を掲げている。産業機器や医療などの分野にモーターの製品群を広げる考えだ。OKIマイクロ技研は家庭用空調や医療用検眼機向けなどに高い精度で位置を制御する「ステッピングモーター」に強みを持つ。OKIは事業の集中と選択を進め、財務改善と成長投資に向けた資金を確保する。
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