群馬県草津町

 群馬県草津町は4日、2023年度の「入り込み客数」が前年度約54万人(17%)増の370万1300人となり、過去最多になったと発表した。これまでは19年度の327万1646人が最多だった。近年は草津温泉のシンボルでライトアップされた湯畑が「映えスポット」としてSNS(ネット交流サービス)での人気が高く、若い観光客が増加している。

 同町の新たな観光スポットとして、23年10月に「温泉門」が完成。12月には草津温泉スキー場に新たなゴンドラ、天狗山ゲレンデ山頂にレストランもできた。こうした整備の進展も受け、24年3月の入り込み客数は、前年度比22%増の42万1770人で、月別で過去最多を記録した。

 町は年間400万人を当面の目標にしており、観光課の担当者は「黒岩信忠町長を中心に、食事と宿泊施設の分離や施設の刷新を進めてきた。円安で、海外に対して近場の旅行が見直されているおり、さまざまな要因がプラスに働いている」と分析している。【庄司哲也】

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