内覧会に登壇したカルティエジャパンの宮地純CEO(右から4人目)ら(10日、東京都台東区)

仏カルティエは12日から、日本出店50周年を記念した展覧会を東京国立博物館表慶館(東京・台東)で開く。7月28日まで。宝飾品などの制作に影響を与えてきた日本の伝統文化やアーティストなどを紹介し、ブランドと日本の関わりを発信する。

日本の文化や自然から着想を得て制作した宝飾品や時計のほか、創業家で3代目経営者のルイ・カルティエ氏が集めていた日本の工芸品など約200品を展示する。日本古来の結び目をイメージしてダイヤモンドやルビーをあしらった1907年制作のブローチや、神社の鳥居を想起させる1923年制作の置き時計などを紹介する。

カルティエが日本をイメージして1907年に制作したブローチ(左)にはダイヤモンドが使われている(10日、東京都台東区)

カルティエ現代美術財団が連携してきた北野武氏や三宅一生氏ら日本人アーティストの絵や写真など約150品も並べた。

カルティエは1974年に東京・原宿に1号店を出した。10日の内覧会で、カルティエジャパンの宮地純・最高経営責任者(CEO)は「カルティエと日本の関係や創作上の影響をひもとき、過去から現在、未来へと繰り返される創造的な対話を紹介したい」と語った。

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