駐車場シェアリングのakippa(アキッパ、大阪市)は10日、兵庫県の淡路島で8月4日に催される「淡路島まつり花火大会」で駐車場の事前予約サービスを提供すると発表した。アキッパの専用サイトから、会場周辺にある小学校のグラウンドなどに用意される約1000台分の駐車スペースを予約できる。事前予約で混雑の緩和につなげる。
淡路島まつりを運営する兵庫県洲本市と連携する。6月22日から予約を受け付ける。駐車料金は会場からの距離に応じて1000円から3000円。
従来も駐車場は有料で運営していたが、花火大会当日に各駐車場で職員が待機し、来場者から現金を受け取っていたという。事前決済に切り替えることで現金のやり取りにかかるトラブルを回避できるほか、経費削減にもつながると見込む。
駐車料金の一部をアキッパが受け取り、残りは洲本市の収益になる。アキッパは「(花火大会の)公式駐車場を有料制とし、運営資金を確保することで持続可能な花火大会の開催が期待できる」と指摘する。
アキッパは2009年創業のスタートアップ。インターネットブラウザーやアプリから15分単位で全国の駐車場を予約できるサービスを手掛ける。これまで長野県諏訪市の「諏訪湖祭湖上花火大会」などでも駐車場の事前予約サービスを提供してきた。
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