ヤマハは成田空港内の案内サービス用の据え置き型モニター端末に音声や文字を円滑に伝える通信技術「サウンドUD」を提供した。デジタル案内板と合わせて計119カ所で、離れた場所の担当者と音声や文字のチャットでやりとりできる。自動翻訳機能を備えインバウンド(訪日外国人)も利用できる。
空港利用客が担当者と音声で通話できるほか、話した内容が自動的に文字となる。英語など複数言語に対応し、インバウンドのほか聴覚障害者らも文字で意思疎通できる。モニター端末では映像により手話でのやりとりも可能だ。
サウンドUDは東海道新幹線の車内でも活用され、誰しもに配慮した技術として導入先を広げている。施設などの省力・省人化にもつながる。12〜14日に千葉市の幕張メッセで開かれるICT(情報通信技術)分野の総合展示会「Interop Tokyo 2024」にも出展し導入拡大を目指す。
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