幡谷研究員が「北極政策の最前線」について講演した(11日、静岡市)

一般社団法人海洋文化・研究拠点化推進協議会(静岡市)は11日、市内の多目的施設で笹川平和財団の幡谷咲子研究員を招いた講演会を開いた。幡谷氏は日本にとっての北極海航路の重要性を指摘し「スエズ運河の貨物ルートと比べて運行距離を40%短縮でき、必要なエネルギーや二酸化炭素量も削減できる」と話した。

鈴与の鈴木与平会長は「海洋研究の対象は経済政策、政治の課題、サービスなど多岐にわたる。講演内容を取り込み、社団法人を育てていただきたい」と話した。

海洋文化・研究拠点化推進協議会は鈴与と貿易促進などを手がける清水港振興(静岡市)が中心となり2022年7月に設立した。静岡銀行や清水銀行、はごろもフーズなども会員に名を連ね、駿河湾と清水港の国際的な研究拠点化を目指している。

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