オリンパスは書面郵送による役員就任の挨拶状を廃止する

オリンパスは12日、取引先に対し、書面郵送による役員就任の挨拶状を廃止すると発表した。自然環境や経済などに配慮するサステナビリティー(持続可能性)やデジタル化推進を理由としている。今後は同社のホームページを参照するよう求めている。

挨拶状を巡っては、日本取引所グループ(JPX)が4月に廃止を表明した。近年、年賀状の送付中止とあわせて、企業や団体が相次ぎ挨拶状の郵送を取りやめるケースが増えている。

富士フイルムホールディングスは株主向けの挨拶状は出していないが、取引先に対しては郵送している。24年度はドイツに本部を置く森林管理協議会(FSC)が環境に配慮した森林管理に対して発行する国際認証「FSC認証」を取得した紙を採用し、挨拶状を郵送する。

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