JR東海は14日、引退が決まった東海道・山陽新幹線の検査車両「ドクターイエロー」を報道公開した。東京駅のホームに正午ごろ10分程度停車した。一般に情報を出していなかったものの、通りかかった新幹線の利用客は写真を撮影したり、引退を惜しんだりした。
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ホームでドクターイエローの写真を撮っていた20代男性は「引退すると聞いたばかりでラッキーだった。元気になった」と喜んだ。公表されていない運行ダイヤを予測して撮影しに来たファンもいた。
JR東海とJR西日本は13日にドクターイエローの運行終了を発表した。公表直後からSNS(交流サイト)では引退を惜しむファンの声が数多く投稿されていた。
ドクターイエローは最高時速270キロメートルで走り、電気系統などの設備や線路に異常がないかを確認する。JR東海とJR西日本が1編成ずつ保有している。JR東海の車両は主に平成期に走った新幹線車両「700系」をベースにつくられ、2001年に導入された。同社は25年1月に、JR西日本では27年以降をめどに走行を終える予定だ。
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