三井ハイテックは株式を分割して投資家層を拡大する

三井ハイテックは14日、8月1日を効力発生日として1株を5株に分割すると発表した。14日終値ベースの最低投資額は約68万円で、東京証券取引所が望ましいとする50万円未満を超える。足元の株価水準から試算すると分割後は14万円弱となり、投資しやすい環境を整えて株式の流動性を高める。

株式分割に伴い、2025年1月期の期末配当を1株12円にすると発表した。株式分割前のベースに換算すると1株60円で従来予想は56円だった。

同日発表した2024年2〜4月期の連結決算は、純利益が前年同期比49%増の47億円だった。為替相場が円安に振れ、営業利益段階で約7億円の利益押し上げ効果があった。電子部品事業で電気自動車(EV)やエアコン、冷蔵庫向けの需要が減った影響などを補った。

売上高は11%増の504億円。電機部品事業でハイブリッド車(HV)などの駆動部分に使われる「モーターコア」の需要が堅調だった。

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