石油資源開発はノルウェー海上の鉱区の権益を保有する会社を取り込むことで収益拡大につなげる

石油資源開発は17日、英ロングボート・エナジーと共同出資するノルウェーの石油・ガス開発会社を完全子会社化すると発表した。ロングボート社が持つ株式50.1%全てを約4億円で取得する。ノルウェーの海上に主に4カ所の鉱区の権益を保有する会社を取り込むことで、収益拡大につなげる。

ノルウェーのロングボート・ジャペックス・ノーゲ・エーエス(LJN)の株式売買契約をロングボート社と結んだ。株式取得は夏ごろに完了する見通しで、2025年3月期の業績への影響は限定的だという。

石油資源開発はLJNに23年に出資した。保有割合は石油資源開発が49.9%、ロングボート社が50.1%。LJN社はノルウェー周辺の海上で開発調査を続けており、23年12月の連結経常損益は67億円の赤字だった。石油資源開発は石油・ガス田の生産が多い北海周辺を重点地域としており、相乗効果を見込めると判断した。

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