ローソンは17日、肉を使わない生姜焼き風弁当など5品を順次売り出すと発表した。植物由来の原料を使ったプラントベースフードの新商品で、ナチュラルローソンで販売する。健康志向や環境意識が高まっており、若い世代の需要があるとみている。
生姜焼き風弁当(599円)は23日から販売する。肉の代わりに大豆ミートを使った。同日から豆乳を使用したティラミス(235円)やキウイドレッシングのサラダ(581円)も売り出す。6月上旬にかけて、別のサラダやおにぎりも発売する。
ナチュラルローソンは紙製の容器や木製スプーンなどをローソン店舗に先駆けて扱ってきた。植物由来の代替卵を使用したオムライスや、植物由来の原料を使ったロールケーキ、ナゲットなどの商品を開発した。プラントベースフード市場は中長期的な拡大が期待されており、品ぞろえを増やす。
ナチュラルローソン商品部の中桐崇・商品部長は17日の説明会で、「肉料理は食べたいが、カロリーや脂質を気遣って食べることを控えている人も多い」と話した。
コンビニ各社は植物由来の原料を使った商品を開発している。セブン―イレブン・ジャパンは環境に配慮した商品シリーズ「みらいデリ」の展開を始めた。植物由来の素材などを使ったカレーやパスタ、メンチカツなどを扱う。ファミリーマートも豆乳クリームを使用したフィナンシェなどを売り出した。
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