自然光を再現して植物や動物の育成に適しているという

京セラは17日、自然な光に近い発光ダイオード(LED)照明を24日から順次発売すると発表した。一般的なLEDの光よりも動物や植物を育てるのに適しているという。水族館などに販売していたものを小型化して一般消費者向けに売り出す。京セラの現在のLED照明関連事業の売上高は非公表だが、今回の新製品などを加えて5年後に100億円規模をめざすという。

発売する「CERAPHIC(セラフィック)いきもの電球」は観葉植物用の一般的な照明器具などに使える。昼下がりや日中、曇りの日といった光を再現した3製品を用意した。価格はそれぞれ1万7600円。京セラのサイトや全国のアクアリウム用品店で販売する。

京セラによると、一般的なLED照明は白い光でも青や緑など特定の波長を多く含む場合がある。セラフィックは幅広い波長の光をバランスよく出して自然光のようにした。実験ではサンゴが従来のLEDよりもよく育つといった効果があったという。

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