東京電力ホールディングス（HD）は17日、柏崎刈羽原子力発電所（新潟県）7号機へ核燃料を入れる作業でトラブルが起き、同日朝から作業を中断していると明らかにした。核分裂反応を止める「制御棒」を入れる装置を動かせなくなった。核燃料を入れる前段階の作業で安全性に影響はないという。
同日の午前7時頃、原子炉に制御棒を入れる準備を始めたところ、電動で挿入や引き抜きをする設備に電気を送れなくなった。電源制御盤のブレーカーが落ちていた。東電は原因を究明できるまで作業を中断するとしている。
柏崎刈羽では15日夕方から872体の核燃料を運び込む作業を始め、既に41体を原子炉に入れていた。いずれも制御棒をセットしてから入れており、原子炉の安全は保たれている。
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