大塚製薬は米アイオニスと新たなライセンス契約を結んだ

大塚ホールディングス傘下の大塚製薬は18日、米アイオニス・ファーマシューティカルズと新たなライセンス契約を結んだと発表した。希少疾患の発作を抑える治療薬の日本やアジアでの販売権を取得する。大塚製薬はアイオニスに対して契約一時金2000万ドル(約32億円)に加え、売上高に応じた報酬を支払うという。

アイオニスは全身に血管性の腫れやむくみが出る希少疾患「遺伝性血管性浮腫」の急性発作を抑える治療薬「ドニダロルセン」を開発している。大塚製薬は2023年12月に欧州での独占販売権を取得する契約を結んでいた。今回、新たに日本を含むアジアにおける販売権を追加した格好だ。

米国ではアイオニスがドニダロルセンの承認申請の準備を進めている。欧州では大塚製薬が承認申請の準備しているという。

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