仙台空港(宮城県名取市、岩沼市)を運営する仙台国際空港(名取市)は20日、2024年3月期の単独決算を発表した。本業のもうけを示す営業損益は3億4700万円の黒字となり、5期ぶりの黒字(前の期は3億5200万円の赤字)だった。仙台―バンコク線を除く国際定期便が運航再開したことに加え、新型コロナウイルスの5類移行による人流回復も後押しした。
売上高にあたる営業収益は前の期比で29%増の41億円だった。旅客数は354万人と前の期から75万人増えた。国際線の旅客数は23年4月に水際対策が撤廃されたほか円安で大幅に増えており、過去最高だった19年に迫る37万人だった。
25年3月期の営業利益は誘導道路や侵入灯台の更新工事で営業費用がかさむとして減益予想とするものの、2億7100万円と2期連続の黒字とした。
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