東京証券取引所のまとめによりますと、今月10日から14日までに東京と名古屋の取引所で海外の投資家が株式を売った額は、買った額を2494億円上回りました。

海外の投資家が日本の株式を売り越すのは4週連続です。

日経平均株価はことし2月に史上最高値を更新し、3月には一時、4万円の大台を突破しましたが、その後、再び4万円を割り込み、このところは3万円台後半で推移しています。

市場関係者からは「海外の投資家の間では、値動きで足踏みが続く日本の株式を売り、主要な株価指数で最高値の更新が続くアメリカなど、他の国の株式に資金を振り向ける動きが続いているのではないか」との指摘が出ています。

その上で「今後、日本企業が今年度の業績見通しを上方修正できるかが、海外投資家が日本の市場に戻る上でのポイントになる」としています。

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