興能信用金庫が20日発表した2024年3月期の単独決算は最終損益が16億円の赤字(前の期は1億300万円の黒字)だった。融資先の営業停止など能登半島地震の影響による貸倒引当金を約16億円計上したことが影響した。地震による損失を含む計3億3900万円の特別損失を計上した。

経常収益は前の期比16%増の36億円だった。市場金利の上昇で貸出金利息や預け金利息が増えた。25年3月期の単独税引き利益は3億5000万円を見込む。

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