20日のニューヨーク外国為替市場では、FRBの利下げが遅れるという見方から長期金利が上昇したことで、日米の金利差の拡大が意識されて円を売ってドルを買う動きが広がりました。

円相場は一時、1ドル=158円90銭台まで円安が進み、ことし4月29日以来、およそ2か月ぶりの円安ドル高水準となりました。

市場関係者は「FRBの高官がインフレの抑制には時間がかかるという認識を示したことでFRBの利下げが遅れるという見方が広がった。ただ、個人消費や雇用など直近のデータはアメリカ経済の減速を示している。当面は経済指標やFRB高官の発言に為替相場が左右される状況が続きそうだ」と話しています。

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