ファイントゥデイは「ツバキ」などを手掛けている

資生堂は21日、約20%を出資している日用品大手のファイントゥデイホールディングス(HD)の全持ち株を、欧州系の大手投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズに売却すると発表した。売却額は非公表。契約は20日付で、6月中にも売却が完了する見込み。ファイントゥデイHDの経営体制が整ったと判断した。今後は成長事業に注力する。

ファイントゥデイは業績の立て直しを目指していた資生堂が日用品部門を分離。CVCの傘下に入る形で2021年に設立された。ヘアケア・スキンケアブランドの「ツバキ」や「ウーノ」などを展開している。売上高は1000億円で、売上高営業利益率は10%を超える水準だ。上場に向けた準備も進めている。

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