21日午前の東京外国為替市場の円相場は、対ドルで下落し一時1ドル=159円台を付けた。日米の金利差拡大を材料視したドル買い円売りが優勢となり、4月29日以来、約2カ月ぶりの円安・ドル高水準となった。

 午前10時現在は前日比83銭円安・ドル高の1ドル=159円10~11銭。ユーロは58銭円安・ユーロ高の1ユーロ=170円32~39銭。

 米連邦準備制度理事会(FRB)高官が早期の利下げに慎重な発言をしたことが伝わり、米長期金利が上昇した。

 外為ブローカーは「政府・日銀による為替介入が再びあるのではないかとの警戒感が高まっている」と指摘した。(共同)

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