福島印刷は21日、2024年8月期の単独最終損益が9500万円の赤字(前期は6200万円の黒字)となる見通しだと発表した。従来予想を1億6200万円下方修正し、09年8月期以来15期ぶりの最終赤字となる。コスト上昇や印刷需要の低迷が響く。

売上高は8%減の65億円、営業損益は1億1600万円の赤字(前期は1億300万円の黒字)となる見込みで、それぞれ従来予想を8億8000万円、2億2400万円下方修正した。コスト削減に努めたものの、ペーパーレス化の進展でダイレクトメールなど印刷需要が想定を下回り、固定費などの上昇を補えなかった。

21日発表した23年9月〜24年5月期の単独決算は、売上高が前年同期比11%減の49億円、最終損益が4100万円の赤字(前年同期は1億1500万円の黒字)だった。

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