貸会議室大手のティーケーピーはブライダル事業への参画を進める

貸会議室大手のティーケーピー(TKP)は21日、約31億円を投じて結婚式場大手のノバレーゼの株式を取得し、同社の筆頭株主になると発表した。国内系投資ファンド大手のポラリス・キャピタル・グループ(東京・千代田)から株式を買い取る。TKPの発行済み株式総数に対する保有比率は33%となり、持ち分法適用会社とする。

24日に株式を取得する。ノバレーゼの株価は21日の終値が296円だった。TKPの取得価額は約3割高い380円となる。TKPの河野貴輝社長は「ノバレーゼは郊外や地方都市に多く出店しており、当社の地方創生事業と連携が見込める」と説明した。

TKPは婚礼事業を展開するエスクリの株式を24年3月時点で12.58%保有する。ノバレーゼへの出資はブライダル企業として2社目となる。企業のイベントが多いTKPは平日が繁忙期で、土日は閑散期となる。ブライダル事業はその逆だ。TKPはノバレーゼやエスクリと連携して閑散期の稼働率を高める狙いだ。

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