メディカルシステムネットワーク(メディシス)は21日、NTTドコモと連携し、薬局を訪れる患者に人工知能(AI)を使って服薬支援する実証を始めると発表した。専用のスマートフォンアプリで患者の睡眠時間や歩数などの情報を集め、AIが分析する。AIが導いた健康リスクを基に、薬剤師が患者に服薬後のアドバイスをする。
メディシス直営の「なの花薬局」のうち、北海道と関東地方で展開する計14店で順次開始する。AIはNTTドコモの技術を活用する。患者の情報をAIが分析し、不眠などの健康リスクを把握。メディシスが分析結果を活用する。投薬後の症状変化や副作用の兆候、新たな病気を早く見つけることにつなげて支援の質を高める。
メディシスが提供するサービスで、対話アプリ「LINE」を使って薬局が患者とコミュニケーションするツールを利用する。実証への参加に同意した患者を対象とする。10月末までの実証中に累計1500人程度の利用を見込む。
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