東北電力は21日、6月12日に発生した女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)2号機の原子炉建屋にある非常用設備が計画外で作動したことをうけて、原因と再発防止策について説明した。9月ごろを予定する再稼働への影響はないとしている。
原子炉建屋内の空調設備を点検のため停止し、再起動する際に当該事象が起きた。給気ラインにある弁を「全開」の状態にしなければならないが、空調設備の配管内を流れる風速約20メートル(毎秒)の空気により力が加わり、「全開」状態ではなくなったことが原因だ。今後、点検の際には非常用設備の起動信号を発信しないようにする。
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