バイオディーゼル燃料を使用するトーイングトラクター(高松市の高松空港)=JAL提供

ダイキアクシスの全額出資子会社、ダイキアクシス・サステイナブル・パワー(DASP、東京・中央)は、徳島阿波おどり空港と高松空港で作業する車両にバイオディーゼル燃料の提供を始めた。貨物コンテナをけん引する日本航空(JAL)所有のトーイングトラクター向けで、二酸化炭素(CO2)の排出削減につなげる。

徳島阿波おどり空港では5月16日から、高松空港では6月1日から、それぞれ2台の車両に提供を始めた。使用済みの食用油などを原料とするバイオディーゼルを100%使った「B100」燃料で、CO2排出量は軽油と比べ1リットル当たり2.62キログラムの削減効果が見込まれる。

DASPは23年4月に松山空港、24年2月に高知龍馬空港でも「B100」を提供している。今後は中国地方や関東地方の空港を中心に提供先を広げることも検討する。

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