「酒膳 穂のほまれ」は昼メニューで出す「胡麻ぶりの出汁茶漬け御膳」(写真)など店内精米のコメを使った商品が売り物だ

外食大手DDグループ傘下のダイヤモンドダイニング(東京・港)は、店内で精米した白米を目玉のメニューにした居酒屋の新型店を27日に開く。1号店は東京都新宿区のオフィス街に出す。会社員らの昼食や飲み会のニーズを狙い、昼夜を通して集客する。

新型店の名称は「酒膳 穂のほまれ」。コメを玄米の状態で仕入れて店内で精米する。精米から24時間以内のコメを提供するのが特徴だ。

昼時間帯は羽釜で炊いた白米と、卵やとろろなどの4種から1つ選べる小鉢を合わせた「御膳メニュー」を販売する。「塩焼き魚御膳」(1280円)や「胡麻ぶりの出汁茶漬け御膳」(1680円)などをそろえた。

夜は居酒屋メニューが主になる。刺し身などのほか、釜飯や卵かけごはんといったコメを売り物にした商品を出す。

DDグループは居酒屋「わらやき屋」やカフェ「chano-ma」(チャノマ)など314店舗(5月時点)を展開し、飲食店ブランドを120近く抱える。2024年2月期の連結売上高は前の期比15%増の370億円だった。新型コロナウイルス禍を経て業績は回復しており、新型店の開発も進めている。

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