チャットで医師に症状などを相談できる(イメージ)

静岡県の伊豆市と森町は子育て世帯向けに筑波大学発スタートアップ、リーバー(茨城県つくば市)の遠隔医療相談アプリを提供し始めた。県内での導入は初めて。8月から下田市も提供する。3市町は人口減少や高齢化が進み夜間や休日に対応する小児科が少ない。子どもについて医師に24時間相談できる体制を整え安心感を高める。

未就学児や妊婦のいる世帯が対象で、伊豆市は600世帯ほど。家族5人まで無料で利用できる。各自治体は1世帯あたり月額100円(税別)を負担する。2018年から提供する同社のアプリ「LEBER(リーバー)」はスマートフォンで健康状態などを24時間365日相談でき、医師から有効な市販薬や受診すべき診療科などの助言を受けられる。

同社は新型コロナウイルスの5類移行などで一般の需要が落ち着くなか、子育て世帯を対象にアプリの一機能として自治体向けサービス「いつでもドクター」を24年度から提供し始めた。伊豆市や森町を含め6月時点で計15自治体が導入している。

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