企業からの依頼で持ち込まれた計測機器を点検するOKIエンジニアリングの作業員

OKI子会社で機器の信頼性を評価するOKIエンジニアリング(東京・練馬)は、計測試験装置メーカーの点検や修理を代行するサービスを26日から始めた。装置は製造現場の品質管理などに使われる。これまではメーカーが製造現場に出張するなどし、点検や修理をしていた。人員不足で点検作業を減らしたいメーカーの需要を取り込む。

装置メーカーで機器の構造や作業技術を学んだOKIエンジの技術者が修理作業を担う。点検は専門技術や機材が必要なため業務を外部に委託しづらかった。メーカーは修理作業の分の人員を研究開発に充てられる利点がある。

OKIエンジは計測機器が国際規格に準拠していることを認定する機関としての資格を持っている。近年製品の品質維持や信頼性が求められるようになっており、認定の需要は高まっているという。

今回のサービスで同社は2024年度に年間1億円、26年度には年間3億円の売り上げを目指すとしている。

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