堂島取引所は申請していたコメの先物取引の上場が政府に認可されてことし8月に新たな市場を開設することになり、26日、有我渉社長が記者会見を開きました。

コメの先物取引は、江戸時代に大阪で始まった歴史があり、堂島取引所の前身の組織が2011年に試験的に再開させましたが、参加者が少ないなどとして農林水産省が本格的な取り引きへの移行を認めず、去年、再び廃止となっていました。

会社によりますと新たな市場では「堂島コメ平均」と名付けた主食用のコメの平均価格に基づく指数を対象に取り引きが行われるということです。

有我社長は、特定の産地や品種に限らない幅広い投資が見込めるとした上で「堂島にとってコメの先物取引の再上場は悲願だった。今後は堂島ならではの商品をつくるなどして、取引高を増やしていきたい」と話していました。

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