資源リサイクルのスタートアップ、アルハイテック(富山県高岡市)とホテル三日月(千葉県木更津市)は26日、廃棄アルミを使って水素発電する事業で連携契約を結んだ。環境に配慮したリゾート事業への取り組みをPRして集客増加につなげる。2026年度の稼働を目指す。

連携契約を結んだホテル三日月の小髙社長㊧とアルハイテックの水木社長(26日、千葉県木更津市)

アルハイテックの技術を活用する。アルミ缶など廃棄アルミをアルカリ性の溶液で溶かして水素を発生させ、専用機で燃焼して発電する。化石燃料を使わないため、アルミ1キログラムあたり二酸化炭素(CO2)を3.5キログラム削減できる。

ホテル三日月が木更津市内の敷地内に設けた「SDGsパーク」に水素発生装置と発電能力320キロワットの水素火力発電設備を設ける。ホテル利用者などが、地域やホテルで発生するアルミ缶から発電できる流れを見学できるようにする。

ホテル三日月は資源循環に取り組む「サステナブルリゾート化計画」を掲げており、その一環にする。アルハイテックは再生可能エネルギー導入比率を高めたい事業者などに実証事例として参考にしてもらう。

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