「渋沢栄一展」開催で記念撮影する高崎高島屋の倉橋社長㊨と埼玉県深谷市の小島市長(26日、群馬県高崎市)

高崎高島屋(群馬県高崎市)で26日、7月3日から発行が始まる新1万円札を記念した「渋沢栄一展」が始まった。渋沢は世界遺産の富岡製糸場(同県富岡市)の設立に関わるなど、群馬とは深いゆかりがある。出身地である埼玉県深谷市の記念館の所蔵品など計12点を展示する。7月9日まで。

渋沢の生家で製造していたものを再現した、藍染めの原料となる藍玉や、渋沢の生涯をたどる年表などを置いている。渋沢が好んだ黒い山高帽「ボーラーハット」の復刻版を展示し、予約販売(8万2500円)も受け付ける。会場は4階特別催事室。

高崎高島屋が開催する「渋沢栄一展」で展示されている藍玉

高崎高島屋の倉橋英一社長は「深谷市と一緒に(新紙幣発行を)盛り上げていきたい」と意気込んだ。同日、店舗を訪れた深谷市の小島進市長は「お札が発行されるにあたり、渋沢栄一さんの名前だけでなく、精神も多くの人に知ってもらいたい」と述べた。

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