河西工業は26日、2024年3月期の有価証券報告書について、7月1日となっている法定提出期限の延長申請を検討していると発表した。メキシコの子会社で、過年度の売掛金や固定資産の減価償却の計上ミスなどが多く見つかり、さらに為替換算の計算にも誤りがあることが判明した。過年度を含めた連結財務諸表の作成に時間がかかっているという。
現時点で24年3月期の有価証券報告書に記載する連結財務諸表のドラフトを監査人に提出できていない。子会社で会計処理のミスが発生した原因として、19年から20年にかけてスタッフの削減や退職があり、引き継ぎが十分に行われず、21年に新しい会計システムに移行した後に行ったデータの移管作業で入力漏れなどが発生したなどと説明している。
河西工業は24年3月期の有価証券報告書について「方向性が定まった段階で速やかに知らせる」としている。
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