宮城県丸森町は、合併して現在の町が誕生してから今年で70年になるのを記念し、通常価格700万円超の宅地2区画を、それぞれ70万円に値下げして売り出す。90%超オフという大幅値引きで、特に子育て世代の移住を期待している。
格安分譲するのは、町中心部から5・7キロ離れた住宅地「グリーンステージ上滝(かみだき)」で、888平方メートル(通常価格772万円)と756平方メートル(同741万円)の2区画。全20区画のうちこの2区画が最後まで残っていた。
購入者または配偶者が45歳未満で、町内外の夫婦や中学生以下がいる子育て世帯が対象だ。町外からの転入なら、単身者も可。ただし、購入3年以内に自宅を建てることが条件だ。
例えば、町外からの子育て世帯の転入の場合なら、町から最高250万円の補助金も受けられる。10年前の合併60周年の時も、別の宅地4区画を格安の60万円で分譲したことがあったという。
10月ごろから応募を受け付け、12月に抽選する。町は「隣にキャンプ場もある。自然豊かな住宅地にぜひ移住を」とPRしている。問い合わせは町子育て定住促進課(0224・51・9905)。(石橋英昭)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。