ダイキン工業は27日、株主総会を開き、半世紀近く務めた取締役をこの日に退いた井上礼之(のりゆき)氏(89)に対し、43億円の「特別功績金」を支払う議案を了承した。

 総会は報道陣には非公開で行われた。同社によると総会では、井上氏は社長に就任した1994年当時に4千億円弱だった売上高を10倍超にし、同社を空調世界最大手に押し上げるなどした功績に報いるなどと説明。複数の株主が賛成意見を述べ、「もっと多くてもいい」という意見もあったという。(清井聡)

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