株主総会では再生可能エネルギーなどについて質問が出た(27日、東京都港区)

東京ガスは27日、東京都内で定時株主総会を開いた。笹山晋一社長は「ウクライナや中東情勢で全世界のエネルギーを取り巻く情勢は不安定だ。エネルギーの安定供給と脱炭素の両立を進める」と述べた。取締役9人の選任を求める会社提案のみが決議され、可決された。

東京ガスは二酸化炭素(CO2)排出量が実質ゼロとなる都市ガス原料、合成メタンや次世代燃料として注目される水素の活用に取り組んでいる。株主総会では家庭用蓄電池やバイオマス発電といった再生可能エネルギーの利用に関する質問が出た。

笹山社長は「脱炭素に関しては官民による投資環境整備が進展し合成メタンなど当社グループが注目する技術も社会実装の段階に入りつつある」と語った。株主総会は約1時間半と前年より20分長かった。株主169人が出席した。

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