ピーチ・アビエーションは旅客数が回復した

ANAホールディングス傘下の格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)が発表した2024年3月期の単独決算は、最終損益が228億円の黒字(前の期は124億円の赤字)だった。18年3月期以来、6期ぶりに黒字に転換した。新型コロナウイルス禍が和らぎ国際線を中心に旅客数が回復した。

売上高にあたる営業収入は前の期比52%増の1380億円だった。インバウンド(訪日客)などの利用が伸び、国内線も合わせた総旅客数は20%増の934万人になった。

19年3月期に、ANAHD傘下のLCCバニラ・エアとの統合に関わる損失引当金の計上や統合準備に伴う人件費の増加などで最終赤字に転落して以来、コロナ禍の影響で最終赤字が続いていた。

関西セクショントップページはこちら

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。